今日のブログ担当は薬剤科です。
おくすりを飲む時は、そのままお水かぬるま湯で飲むのが一般的ですが、
中には口の中で溶かしてから飲んだり、かみ砕いたりなめたりして飲めるものもあります。
口腔内崩壊錠、チュアブル錠、バッカル錠、舌下錠などがあります。
・口腔内崩壊錠(OD、ザイディス錠):口の中で速やかに溶けるので、水がなくても飲めるおくすり(副作用の観点から最後は水で飲むことをオススメします)通常の錠剤と同様に水で飲むこともできます。
・チュアブル錠:口の中でかみ砕いたり舐めてから飲み込むおくすり
・バッカル錠:歯と歯茎の間に挟んで、粘膜から吸収させるおくすり
そして今回は舌下錠についてご紹介したいと思います。
舌下錠(ゼッカジョウ)ってご存じですか?
舌の下に入れて粘膜から吸収させるおくすりのことです。速やかな効果をもたらすため、崩壊時間は2分以内に設定されています。
(通常の錠剤は30分以内)
舌下粘膜からの吸収は早く、肝臓で代謝されることなく効果を現します。
飲み込んでしまうと、効果の現れる時間が遅くなったり、肝臓で代謝されて効果が弱く、またはなくなってしまいますので注意が必要です。
今回、舌下錠の服薬指導の時に分かりやすく説明できるパペットをいただきました★
錠剤をつぶさないようにシートからゆっくりとつまんで取り出して・・・
取り出したら、すぐに舌の下に入れます。
舌の下の粘膜から吸収されるので、錠剤は飲み込まないでこのまま溶かします。
はい。溶けました~♪
おくすりによっては、舌の下に入れた後10分間は飲食を避けることとなっているものもあります。
後ろ姿がなんともいえずかわいいです。
これから活躍してくれそうです。
見かけたときはかわいがってくださいネ☆彡