10月になり、ようやく秋だなぁと感じるようになってきました。
これからだんだんと葉っぱも色づき、紅葉がきれいな季節になりますね。
先日公園に行くと、イチョウの黄色い落ち葉に交じって、ギンナンの実が落ちていました♪
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そこで今回は、イチョウについての豆知識にしたいと思います。
イチョウは、中国原産で各地の寺社や街路樹などに植栽されています。
通常、高さは10~20mですが、40mの樹齢1000年にもなる巨木もあるそうです。
庄内でも、イチョウの名所がありますね。
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イチョウ葉は近年有効性が研究され、ヨーロッパなどでは有効成分が認知症治療薬として認可されています。
日本では健康食品として販売されています。
抗血小板作用があるので、医薬品との飲み合わせには注意が必要です。
ギンナンは、民間では夜尿症に用いられます。
外皮の果実には特有の臭いがあり、かぶれの原因になる物質を含むため、ギンナン拾いの際には手袋などをして直接皮膚に触れないようにしましょう。
そしてかたい殻の中にある淡い黄色の部分を食用とします。
ギンナンは、炒ってそのまま食べたり、茶碗蒸しに入れたりします。
ギンナンは4’-メトキシピリドキシンという、ビタミンB6と構造が似た物質を含んでいます。
この物質は熱に強く、煮る、焼くなどの加熱処理をしても消失しません。
ビタミンB6は脳内の神経伝達物質の生成に重要な役割を担っています。
ギンナンを一度にたくさん食べてしまうと、4’-メトキシピリドキシンがビタミンB6の働きを阻害し、ビタミンB6欠乏症となり、中毒症状(嘔吐、下痢、呼吸困難、けいれん等)を起こすと考えられています。
ギンナンはとてもおいしいですが、特に小さいお子さんは食べ過ぎないように気をつけましょう。