プロジェクトメンバー日誌

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2023.8.1
メイキングオブ 「Drアドバイスで今日も元気!」
メンバー日誌

医局スガイです。

この間ラジオ番組の収録に行ってきて、病院ブログ担当の〇〇姉ごにゴマをすって(笑)記事を書かせてもらうことにしました。皆さんはこの番組、ご存じですか?一週間交代でゲストの医師が出演、5日間にわたってその医師の専門領域の話と、先生のフリートークがあって一日一曲リクエストの曲が流れる密かな長寿番組。

担当していただいたフリーアナの相内抄彩さんと。彼女は秋田出身で秋田大学卒。

(よく見ると後ろに不思議なものが写っています)

 

私はこの番組は4~5年ぶり?二回目です。今回はCOVID19以降の精神医療の質の変化についてというのが(いちおうの)タイトル。コロナ禍で、困難事例の支援体制を丁寧に構築することが求められる医療観察でも、県をまたいでの退院調整が出来ず、全国の病床が慢性満床になってしまって大変でした。当院は公共交通機関までのアクセスが悪く、退院調整に苦労が絶えませんが、アクセスの悪さを埋める丁寧なフットワークができる病棟を理念に8年以上病棟を運営してきましたので、我々もフラストレーションが相当たまりました。ただ、医療観察でのIT使用に慎重姿勢だった厚労省、法務省がIT使用を容認してくれるようになり、医療観察の面会や会議にもZOOMなどが自由に使えるようになりました。オンラインで面会を繰り返しているうち、患者の受け入れに不安が強かった家族が近隣の病院に転院させて患者の退院の可否を探ることに前向きになってくれたり、事件の被害者になって弟との面会に不安が強かった姉が事件以来数年ぶり画面越しで弟との対面を果たし、弟へのエールを送り、弟も姉への感謝の言葉を述べることができたり…。患者さんの郷里がバラバラで、対面ではおよそ実現不可能だったと思われる病棟患者家族会がオンラインという形で初めて実現したり…。コロナですっかり変わってしまった私どもの医療現場ですが、コロナ禍以降の医療の変化は必ずしもネガティブなものばかりではないのかなと思ったりします。今回の「COVID19以降の精神医療の質の変化」、一週間この話だけというわけにもいかず、日替わりでテーマは変えてました。私は現在の病院には在職28年に及ぶのですが、最後の日なんか在職28年を振り返って今思うこと、自分が人生の岐路でしてきた決断のなかで、一番正しくて結果これで自分の人生が決定的に面白くなったと思えることって…などと言う話をしていて地方のベテラン(一応…)精神科医に対するインタビュー番組みたいになってしまった。こんな話でいいんでしょうかとディレクターさんに聞いたら、いや、皆さん先生の人となりを面白がるんで全然あれでよかったです、との話…。飲み会などでもあまり話さない私の人生観などが意外に入っていてある意味では興味深い?でも「みなさんぜひ聞いてください!」とおすすめするに値するのかよくわかりません。

収録風景。(中央の謎のフィギュアは最愛の彼女貞子をお姫様抱っこする留学生のボーイフレンドジェイソン)フィギュアを置いたまま収録したかったのですが、フィギュアが倒れると音がして駄目と、ディレクターに却下され、写真は収録後撮影のやらせ写真です。

 

ブリティッシュロックマニアで、年一回病院祭ではベース弾きもやる私にとって、曲を選ぶのが本当に楽しかったです。実際曲を流せるのは2分ちょっとなので、曲の肝でもある展開部まで放送するために、イントロの印象的なピアノを10秒弱流した後、1分半くらいからフェードインする曲のeditバージョンをディレクターさんにお願いして作ってもらったり、収録前の一か月はひたすら曲のイントロからサビ、サビからギターソロ…と曲の秒数を測って、2分ちょっと流してはえる曲はどれ?とひたすら考えていました。最終的な5曲を選ぶまでほぼ苦節一か月。とても一貫性のない、多くの人は私がこれを選ぶとは想像していないであろう絶妙な5曲(?)に落ち着きました。曲の時間をひたすら測る毎日でしたが、実はこれがとっても楽しかった(笑) フリートークはほぼ音楽の話で、意外にこっちの話と選ばれる曲の方が面白いかもしれません(笑)。では、メイキングオブDrアドバイス続く。

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