みなさんこんにちは、本日のブログの担当は地域連携科の精神保健福祉士です。
前回のブログ(9月9日投稿)で私たち精神保健福祉士の呼び名が、「PSW」から「MHSW」に変わったということをお伝えしました。
今回は、そもそもの「精神保健福祉士」のお仕事についてご紹介します。
精神保健福祉士とは・・・
「精神保健福祉士法に基づく名称独占の資格で、精神保健福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、精神科病院その他の医療施設において精神障がいの医療を受け、又は精神障害者の社会復帰の促進を図ることを目的とする施設を利用している者の地域相談支援の利用に関する相談その他の社会復帰に関する相談に応じ、助言、指導、日常生活への適応のために必要な訓練その他の援助を行うことを業とする者」
をいいます。
ちょっと長くてわかりにくいですね。
簡単に言うと、
「精神疾患を抱えている方やそのご家族に対しての援助を行う専門職」
です。
患者様の生活の支援が主な仕事で、入退院の援助や退院後のサポート、医療機関から社会生活への移行支援などを行います。
精神科の医療機関や、そこに併設されるデイケアでは、多くの精神保健福祉士が働いていて、わたしが在籍している精神科病院は、精神保健福祉士の主な就職先の一つとなっています。
ちなみに、現在、院内には10名の精神保健福祉士が担当病棟や訪問看護で患者様の生活がより良いものになるよう、日々奮闘しています。
医師や公認心理師など多職種の皆様と連携を取りながら行う業務だけでなく、行政機関での各種手続きや給付金制度の案内などの業務を行うこともあり、多様で幅広い分野の知識が必要な職種ですが、業務の中で得られた知識は普段の生活にも役立つことがある、お得な職業です!
よく混同されやすいものに社会福祉士があって、同じく国家資格のソーシャルワーカーということもあり、似ている点は多いです。
社会福祉士が高齢者や身体障がい者等、福祉全般を扱うのに対して、精神保健福祉士の業務範囲は、あくまで精神疾患のある者に対しての援助であるという点で異なっています。
患者様やそのご家族の悩みや問題を理解し、適切な援助を施していくことが求められるとても重要な、そしてやりがいのある仕事として、これからも尽力してまいります!
以上、地域連携科がお届けしました~♪