こんにちは薬剤科です。
ただ今、梅雨真っ盛りですね。
当院のある東北南部の梅雨明けは、
平年だと7月25日、昨年は7月14日だったそうで、
今年はもう少しってところでしょうか。
ところで皆様、お薬の保管って、どうなさってますか?
これからますます暑くなりますし、
夏休みで長期に家を留守にすることもあるのではないですか?
薬は、特別な指示のない限り「室温」で保存します。
じゃ、室温て何度なの?って、疑問に思いませんか?
ズバリ、1~30℃です。
締め切った室内は30℃を超える可能性があります。
特に車の中は、30℃を超えてしまう可能性が高いので、極力放置はしないようにしなくてはなりません。(例えば坐薬を放置してしまうと、チョコレートのようにドロドロに・・・・・。チョコレートなら溶けた経験ありません? 18世紀半ばに、チョコレートの原料となるカカオから採取したカカオ脂が、坐薬の基剤に使えることにフランスの薬剤師が気づいたそうです。豆知識。)
だからと言って、室温保存の薬を冷蔵庫に保管してしまうと、取り出したときに室温との急な温度差で、湿気を帯びる心配があります。
また、特に粉末や顆粒の薬は、湿度の高い梅雨の時期には
固まったり変質したりする心配があります。
湿気対策には、チャック付きのビニール袋や缶などに乾燥剤を入れ、
薬の袋ごと保管しておく方法がおすすめです。
薬の保管方法の原則は、
「直射日光を避け、なるべく湿気の少ない、涼しいところに保管」です。
昔は、”茶だんすの中” が定番だったようですが、今は?
ぜひ、参考にしてくださいね(^_-)-☆