プロジェクトメンバー日誌

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2018.1.10
西郷さんと犬と写真
メンバー日誌

今回のブログは検査科が担当します。

 

年が明けまして、仕事始めも滞りなく済みまして、2018年が始動したところです。

2018年が明治維新から150年にあたることからNHK大河ドラマ第57作品目は西郷隆盛が主人公とのこと。

昨年「南洲神社」を参拝する機会がありまして、そこで語られている戊辰戦争、その後の西南戦争での庄内藩と西郷隆盛とのエピソードも物語に取り入れられたら嬉しいなと思う次第です。

(ちなみに写真のワンちゃんは、板垣総務主査の愛犬です)

 

今年は戌年なので、西郷隆盛と言えば、上の恩賜公園の犬を連れた銅像が有名です。顔は似ていないとされる上野の西郷像ですが、西郷が犬好きであったというのは、歴史的に事実だったようです。

では、上野の西郷が連れている犬の種類と名前は?

上野の西郷像の側にある小さな犬は、薩摩犬という猟犬で、名前を「ツン」と言ったそうです。

西郷は大の犬好きでツンに限らず多くの猟犬を飼育していました。

征韓論論争で敗れて鹿児島に帰ってからも愛犬とともに狩りを続けていたのだそうです。

西南戦争の折りにも西郷は、愛犬を連れていたようです。しかし、追い詰められた城山の戦いで最後を悟った西郷は、愛犬を逃がしてやったそうです。

大好きな飼い主と離れる時、愛犬達はどのような思いだったのでしょうか?

 

ところで、西郷隆盛は写真を1枚も残さなかった、と言われています。その理由の一つが「写真嫌い」だそうです。

明治天皇が西郷に肖像写真の提出を求めるも、結局は写真撮影がイヤで提出されずじまいだった、という説がありますが、単純に写真がイヤだから、というだけで天皇陛下の願いを拒否できたのでしょうか?

暗殺を恐れた・・・

実際、幕末に何度か暗殺計画にあがっていた西郷ですが、同じような状況下にあった盟友や側近、部下は写真を撮影しています。

西南戦争が勃発した理由の一つに、明治政府による西郷暗殺計画があります。

周囲の者が実を案じて西郷に写真を撮らせなかった、もしくは、写真はあったが処分したとの説があります。西郷ほどの英傑が「暗殺が怖いから」と撮影を拒否したのでしょうか?

西郷を最初に重用した主人は薩摩藩藩主の島津斉彬です。そこで西郷は「庭方役」の役目を拝命している、つまりお庭番としてスタートしています。

お庭番とは、主人の非公式な事をとりあつかう秘書的な役割であり、隠密であり、諜報機関の人間、スパイということです。つまり、西郷隆盛は島津斉彬の秘書兼隠密だった。

スパイであるということで、公に正体をさらすことを嫌った、だから、正体がばれる写真を1枚も残さなかったとの一説もあるそうですが・・・。

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