プロジェクトメンバー日誌

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2024.5.21
検査科です
メンバー日誌

検査科放射線です。

 

今年度、放射線部門ではレントゲン撮影の時に使用している機械の更新を予定しています。レントゲンと聞くとフィルムを思い浮かべる方もいるかも知れませんが、現在使用しているのはフィルムの進化版です。カセッテという板に輝尽性蛍光体という特殊なプレートを内蔵しており、X線がそのプレートにあたるとX線が当たったという記録を残してくれます。その記録を別の機械で読み取ることで普段目にするレントゲン画像へと変換することができます。この一連の流れをCR(Computed Radiography)といいます。フィルムに比べると様々な利点があり、フィルムは一度使ってしまうと、再利用はできませんでしたが、CRでは記録を読み取ると中に入っていた記録を消してくれるので、再利用ができます。フィルムよりも時間はかかりませんが別の機械で読み取る作業が必要なため、すぐにはレントゲン画像を見ることができません。このような特徴を更に進化させたのものが、今回新しく導入されるFPDと呼ばれる機器です。別の機器を使って記録を読み取る手間もなくなり、取った瞬間にレントゲン画像を見ることができます。さらに当たったX線を効率よく読み取ることができるため被ばく線量を抑えることもできます。他にも優れた点がありますが、導入後にお知らせいたします。

 

 

 

カセッテ読み取り装置

カセッテ

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