プロジェクトメンバー日誌

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2024.3.26
アイロンビーズのご紹介
メンバー日誌

 

 

こんにちは、作業療法担当です

 

 

 

 

当院の作業療法では、各病棟週1回ほどのペースでパラレルOTというプログラムを行っています。

パラレルOTは、参加される方々がいろいろな作業活動に取り組めるという特徴を持ったプログラムです。

今回はパラレルOTで提供しているアイロンビーズについてご紹介したいと思います。

 

 

 

アイロンビーズとは、0.5㎝大のプラスチック製のビーズを専用のピンセットで模様やキャラクターのデザインに沿って配置していき、アイロンの熱でビーズを溶かして結合させ、キーホルダーや装飾品に加工していく作業のことです。

 

 

 

 

 

作品の可塑性は高く、作りたいと思った作品を実現しやすいのがアイロンビーズの魅力です。

作品によっては、三次元に広げ、小物入れや立体的な模型も製作することができ、こどもたちだけでなく老若男女

問わず楽しめる活動です。アイロンビーズの可能性は無限大と言えますね。

 

 

 

 

 

アイロンビーズの治療効果としては、1つ目は細かいビーズを扱いますので手指の巧緻性を鍛えることが出来ます。2つ目は見本と作品を見比べ頭の中に保持しながら細かいデザインを再現していく構成能力、ワーキングメモリ―を鍛えることが出来ます。この2つの能力は、社会生活を送っていくうえで大事な要素と言えます。

 

また、好きなキャラクターやロゴなどのデザインを作品にすることは、純粋に楽しむという体験にもつながり、達成感も得られやすいです。これらの体験は、脳内神経物質“ドーパミン”の伝達を促進させ、元気ややる気の素になるとも言われます。

 

家庭でも取り組みやすいため、趣味として継続される方もいらっしゃいます。夢中になれるものが増えるということは、生活が豊かになったとも言えると思います。そんな素敵な出会いが作業療法に待っているかもしれません。

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