2023.1.26

こころ医療センターの建物紹介です

メンバー日誌

本日は、中庭を紹介します。

正面玄関ロビーより中庭を見渡すことができます。何本かの石柱と白い小石が特徴的な庭です。

石柱は全部で6本あり、各々高さが違っています。各々の石柱は、当院がある庄内地域の山々を表しています。ロビー側の一番高い石柱は、出羽富士と呼ばれる鳥海山、真ん中の3本の石柱は出羽三山を表し、この中で一番高い石柱が月山、次いで湯殿山、最後が羽黒山です。更に2本の石柱ですが、当院の前身である県立鶴岡病院は国指定名勝の金峰山の麓にあり、その周辺の山々 金峰山・母狩山を表しています。

また、中庭全体として、京都の禅寺で多く見られる枯山水庭園をイメージしました。枯山水庭園は水を使わず石や砂で風景を表現する日本独自の庭園形式です。当院を外来診察のために訪れた患者がロビーから中庭を見て安らぎを感じることができたらと考えました。また、石柱と白石の周辺には周回路を設け、入院患者が気軽に外の空気に触れられるよう、また、歩くことでの運動不足の解消、気分転換などができればと考えました。

完成から既に８年が経過しました。一部地盤沈下で周回路にガタツキがみられまずが、大変きれいな状態を維持しているかと思います。このことは、春から秋にかけて繁茂する雑草を事務室職員有志が毎日夕方時間を決めて手入れを行った賜物と思います。有志の皆様に感謝申し上げます。