あけましておめでとうございます。
薬剤科です。
コロナ禍のおり、ステイホームが呼び掛けられた今年のお正月はいかが過ごされましたでしょう。
昨年末に、庄内地区の精神病院でクラスターが発生したこともあり、他人事ではない当院では、病院にウイルスを持ち込まないよう強く注意が呼びかけられています。
そのこともあって感染リスクを減らすため(という大義名分のもと)、食べて、寝て、駅伝をTV観戦するという静かなお正月を過ごさせていただきました。
現在皆さんの一番の関心事はやはりコロナウイルスでしょうか。
ちなみに私たちの専門分野である『くすり』に関して、大きな問題が年末に発生しました。
【出典:pixabeyより】
ご存知の方も多いでしょうが、水虫の薬に睡眠薬が混入した事件です。
因果関係はこれから調査されるようですが、この薬品を服用した方の死亡が発表されています。亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。
ちなみに患者さんから『水虫の治療で飲んだ薬で強い眠気を感じる』という相談を受けていたら、きちんと対応できただろうか。
このお薬の副作用として、不眠,めまい,傾眠などがありますが、まさか他の成分が含まれているなんて思いもしなかったと思います。
そこで昨年放送されたTVドラマ『アンサング・シンデレラ』をふと思い出しました。
(薬剤師が主役の画期的ドラマです。薬剤師会もPRに力が入ってました。)
主人公の葵みどりさんだったら気づいたかな・・・・・と。
(ご存じない方には何のことかさっぱりでしょうが、詳細については別の機会があればということで。)
【出典:フジテレビ HPより】
今回は患者さんからの(副作用などの)相談に対して、『まずありえない』と決めつけてはいけないと痛感させられた一件でした。