プロジェクトメンバー日誌

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2020.8.25
大学生のみなさんへ
メンバー日誌

事務局次長です。

病院の公式ブログには相応しくないかもしれませんが、今回は、私事を書かせていただきます。(私事ではありますが、似たような状況の方が大勢いるのではないかと思いましたので)

 

うちの次男の事です。

昨年、浪人しましたが、今春、おかげさまで合格し、仙台で学生生活を送っております。

しかし、その生活は、思い描いたようなキャンパスライフではなく、彼の言葉を借りれば「クソみたいな生活」だそうです。

入学式はありませんでした。新入生オリエンテーションもGW明けでした。講義が始まったのはさらに1か月後でした。

登校は禁止でリモート講義。オンデマンドで一方的に聴くだけで、先生とのコミュニケーションはないようです。Zoomのweb会議とも違って同級生が映るわけでもなく、要はアパートで一人寂しくパソコン視聴するだけです。

同級生が誰なのかもわかりません。当然、サークル活動もありません。

緊急事態宣言があったので、外出も思うようにできません。バイトの口もありません。県をまたぐので帰省もできません。

小・中・高校は授業を再開し、今まで通りではないものの徐々に日常が戻ってきていますが、大学生には今だに日常がない。と言うか、非日常が日常になってしまった。

よほど強靭な精神の持ち主でなければ、これは辛い状況だと思います。(まして20歳やそこらの人生経験の乏しい若者です)

 

彼は(お盆を外して)今、帰省中ですが、夜中に泣いています。眠れないそうです。時々、壁に物を投げつけたり、襖を思いきり強く閉めたりします。そんな事をする子ではなかったのですが。

持ってきたパソコンもこんな状態です。何もする気が起きないそうです。

日本中に、同じような思いをしている大学生と親御さんがいらっしゃるのではないかと思います。

私には何もできませんし何も言えません。まして現下は世界的な異常事態、これからどうなるのか誰にもわからない。

ただ、もし、この駄文を読んでいただいたなら、悩んでいるのは決してあなただけではないとだけはお伝えしたいと思います。そして、もし心を病んでいると感じたなら、遠慮なく心療内科を受診してください。捻挫したら整形外科で診てもらう、腹が痛かったら内科で診てもらうのと同じ事です。一刻も早く専門の先生に御相談ください。(決してこころの医療センターの職員だから言うのではありません)

それから、つい最近ヤフーニュースにアップされた、こちらの記事もぜひ読んでみてください。

⇒ https://news.yahoo.co.jp/byline/usuimafumi/20200823-00194526/

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