
医局の須貝です。医師2名、看護師、コメディカル数名で医療観察法関連職種研修会に参加してきました。私の専門領域ではもう一つ司法精神医学会がありますが、学術的な司法~と比べると関連職種は看護コメディカル、多職種が参加して規模が大きい。いずれ当院でも主催するはずですが、当院は結構規模の大きい学会も開催している実績がありますが、関連職種も昨年の全児協と同じで参加人数から山形開催でないと難しいかも…。
今年法施行20周年となる医療観察法、私は医療観察法の意義、進むべき方向などがいろいろ議論されるようになってきた2015に医療観察法病棟医となって10年。自分で自分のことを第2世代医療観察法病棟医などと自称しているのですが、法施行時から業界をけん引してきた第一世代の病棟医が引退して、私よりさらに新しい世代の医師が業界に入ってきて世代交代が進んでいる感のある医療観察法業界。同じセッションで演題を出していた北大司法精神医療センターの賀古先生、島根の高尾先生はまあ新しく業界に参入してきた第3世代の医療観察法病棟医?ちょこちょこお会いしてSNSでもお友達になっていただいており、両先生の講演も結構興味深かったので発表待ちの間に質問させていただいて結構忙しかったです(笑)
今年の学会長大塚先生との2ショット。右のお二人はNCNP(国立精神神経医療研究センター)の医療観察法病棟のトップ大森先生、大町先生。最近人と一緒に記念写真を撮るのがマイブームで(笑)スタッフがいたので今回は色々な人との記念写真がいっぱいです。大塚先生は精神保健福祉センターのあと児童相談所長を経験されているのがうちの神田院長との共通項。神田先生にもぜひよろしくとのことでした。NCNPは当院のような17床の病棟ではなくフルスペック34床の病棟が2つある。NCNPは法施行時から医療観察を引っ張ってきたトップ病院の一つですが、初代トップだった平林直次先生は司法部長という肩書で管理職的な立場に回り、2つの病棟はトップがどちらも女子。最近精神科を専攻する女子のパーセンテージが高くなってはいますが、琉球の久保先生、小諸高原の高橋先生など女子が病棟トップとなっている病棟が多いのはちょっと謎。衝動性が高い患者が多いというイメージのある医療観察ですが、多職種チームで議論して困難事例の支援体制を構築していくことが肝でもあり、協調性がない人が多い精神科医の中で女子は比較的コミュニケーション能力が高い人が多いから医療観察にはまるのでは、という説を唱えていたのですが、昔東京医大で傾斜配点で女子学生より男子学生を優先してとっていたことが発覚した際、受験担当者が「女子はコミュニケーション能力が高いので面接に傾斜配点をつけた」と私と同じことを言っていて、自分の発想って前時代的なんだなととても反省しました(笑)。
ちなみにスタッフが過去関連職種に出した演題ですが、毎回他職種の視点って、医師だと思いつかない発想が多く、なるほどねと思わされることがしばしば…。今回演題を出した鈴木さんは医療観察法病棟でBLS講習を体験してもらって、人の命の大切さを学んでもらう、それに伴う対象者の自己効力感の変化を扱っていて発想がとにかくユニーク。発表後NCNPの看護師さんがすごく興味をもって彼女に食いついていた。同行した精神保健福祉士が2人のやり取りの写真を撮ったのですが、彼の写真の撮り方がうしろ向きで肩越しに写真撮ったり、ほとんど盗撮マニアっぽくて怪しかったですが(笑)、看護師として救急や被災地支援の経験が長かった鈴木さんだからこそ出てきたユニークなアイディアは、自由な発想でオリジナルなプログラムを作っていけるまさに医療観察。本当、面白かったです。