2023.12.20

タイルモザイクのご紹介

メンバー日誌

こんにちは、作業療法担当です

 

当院の作業療法では、各病棟週1回ほどのペースでパラレルOTというプログラムを行っています。
パラレルOTは、参加される方々がいろいろな作業活動に取り組めるという特徴を持ったプログラムです。
今回はパラレルOTで提供しているタイルモザイクについてご紹介したいと思います。

 

タイルモザイクとは、丸や四角、花形などの形をした1㎝角ほどのタイルを石膏で固めてコースターや鍋敷きに加工していくアクテビティです。

 

 

 

 

このタイルモザイク、なんといっても醍醐味は十人十色のデザイン。様々な形や色のタイルを組み合わせて世界に一つだけのデザインが生まれます。
色と形によっては暖かい印象を与えたり、シックな印象を与えたりとバリエーション豊富な作品をつくることができます。

 

 

 

作品を作る際の工程の流れは、まずは考えたデザインに沿ってコースターや鍋敷きなどの素材にタイルをボンドで貼り付けていきます。

 

タイルが固定されたら、目地材となる石膏を水で溶いてタイルの間に流し込みます。

 

石膏が固まったら、濡れたペーパータオル等でタイルの表面を磨きます。

最後に、コースターや鍋敷きの木材の表面をやすり掛けして滑らかにしたら完成です。

 

 

 

タイルモザイクの治療効果として身体面では、細かいタイルをピンセットを使って操作していくため手指の巧緻性を鍛えることができます。また、作業を楽しみながら座位保持することで基礎的体力の維持・向上が期待できます。
精神面では、作業への集中を持続させる力、作品が完成することで達成感・自己効力感を得ることが期待できます。

 

また次回も、作業療法で提供しているアクテビティについてご紹介していきたいと思います。
ご覧くださりありがとうございました。