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診療部副部長の声

#001
診療部副部長
東海林岳樹
TAKAKI TOKAIRIN

総合病院に比べれば、ラクさせてもらえるかな?
と考えていたのが正直なところ

当院に赴任するまでは、一貫して総合病院の精神科に勤務しておりました。入院よりも外来がメインで、患者層も気分障害、神経症圏、そして自分の専門である児童・思春期が中心でした。他の診療科や救急部との連携で、忙しくも充実していましたが、数多くの患者さんをただ「右から左へ捌く」と言った感じの姿勢で臨まないと、消化しきれない仕事量でした。精神保健指定医の資格を早く取りたいという希望もあり、症例の集まりやすい鶴岡病院への異動を大学医局に希望し、赴任となりました。

赴任前のイメージでは、「総合病院に比べれば、ラクさせてもらえるかな?」と考えていたのが、正直なところでした。確かに(鶴岡病院は)一日当たりの外来患者数(新患、再来)も、救急患者数も(総合病院に比べて)少ないのですが、一件一件が「重い」のです。その理由は色々な要因がありますが、「治療の必要性を理解していない」「治療に同意していない」「治療を拒否している」患者さんを相手にしなければならないことが、一番でしょうか?

児童思春期精神医学を極めたい

ありきたりですが、患者さんが元気になって退院していく姿を見るのが一番やりがいを感じます。精神科救急ケースを数多く受け入れている当院には、「本当に酷い」状態で連れてこられる患者さんがたくさんいます。それが入院の上、治療的介入で徐々に回復し、入院前とは「見違える」状態で退院していきます。その「ふり幅」が嬉しいのです。

自分の専門である児童思春期精神医学を極めていくのが、今後の目標です。成人の精神疾患に比較して、児童思春期は、発達の問題、生育環境の問題、学校適応の問題、個の疾患性など、様々な視点で多面的に事象をとらえることが必要です。こんがらがった糸を解きほぐして、子供が回復していくダイナミクスはいつ見ても感動的で、先程述べた「ふり幅」も相当なものです。その子のその後の人生を大きく変えるのですから!

学習の場を絶えず提供してくれる「学校」

精神科救急、児童思春期の専門病棟の他、医療観察法に則って、触法精神障害者を多職種チームで治療する司法精神医学病棟、個室を増やしアメニティを重視したストレスケア病棟など、民間の一般精神科病院では経験できないような特殊な領域の臨床経験を積める場所です。通常これらの一つだけでもあれば、その病院のウリになる特色が、これだけ揃っているのは、全国的に見てもなかなかないと思います。また病院全体が職員の教育に熱心であり、医師も全国規模の学会、研修会に時間的にも、費用的にも参加しやすい環境にあります。
つまり自分にとって、こころの医療センターとは、色々な輝きを秘めたものがたくさん詰まっている「宝石箱」であり、生涯にわたって研鑽が必要な我々に学習の場を絶えず提供してくれる「学校」でもあります。

常に良い刺激をもらえる優秀なスタッフ

サッカーで例えると、一人のエースプレイヤーが試合を引っ張っていくゲーム展開というのは前時代的であり、現代は「組織力」の時代と言われています。組織力があると言える状態は、それぞれ意思を持っているはずの11人が、あたかも一つの意志で一つの意図をもって動いているかのように、効果的に同調している状態を言うんだと思います。精神科医療は医師、看護師の他、精神保健福祉士、臨床心理士、作業療法士などの多職種による「組織力」が問われるチーム医療です。当院には、精神科医療に熱い思いを抱く職員が数多く勤務しています。治療方針をめぐるカンファレンスにおいては、各専門職から一人では思いつかないような優れたアイディアが次々出てきます。つまり1+1+1+1+1=5以上の効果です。常にいい刺激をもらえる優秀なスタッフを数多く抱えているのが、私が考える「こころの医療センター」の最大の魅力です。

精神医学の魅力は「多面性」

私が考える精神医学の魅力は多面性です。脳科学の進歩により様々な事象が解明されたり、精神科薬物療法も日進月歩である一方で、認知行動療法のような精神療法技法も進歩したり、医療観察法のような社会との接点という視点も欠かせません。こころの医療センターでは、様々な分野に常にアンテナを張り、好奇心旺盛な人材を広く募集しています。私たちと一緒に精神医学の新しいフィールドを開拓してみませんか?

PROFILE
診療部副部長
東海林岳樹
TAKAKI TOKAIRIN
#001
HISTORY
山形大学医学部医学科卒業。山形大学医学部付属病院精神科(研修医)、
公立置賜長井病院精神科、山形大学医学部附属病院精神科(医員)、
酒田市立酒田病院神経科を経て平成19年4月より現職
FAVORITE
食べ歩き(特にラーメン、昭和の香りのする居酒屋)、
旅行、自転車、フットサル
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