大好きな「庄内」の地で、質の高い医療に触れ、後期研修できることはこの上ない喜びです。医師として働き出して、ずっと庄内地方にいます。その庄内にある精神科単科病院で後期研修をすることを切望していたので、こころの医療センターで後期研修ができると決まった時、心からうれしかったです。実際に働いてみて、精神科単科病院なので、様々な症例に出会えることで自分を成長させていただいていると日々感じております。また、私は小さな子どもたちの子育て真っ只中です。ここ、庄内にある鶴岡は程よい自然と程よい教育環境が整っており、子育てもしやすい地です。家族全員、庄内地方の鶴岡に住める喜びを感じない日はありません。
今一番やりがいを感じる瞬間は、入院時はどうなるかな〜と心配するほど調子の良くなかった患者さんが元気になって、退院していく姿を目の当たりにした時。また、外来の患者さんにちょっとした生活習慣の変化を提案したことによって行動が変化したり、前向きになっていくことを目の当たりにした時です。しかし、こういった瞬間を生み出すためには、患者さんとの一瞬一瞬を大切にしていなければできないことです。目の前の患者さんはどんなことに苦しんでいるのだろうか…。一瞬一瞬を大切にするのは、子育てにも通じる部分があります。幼少期の子どもたちの成長は早いもので、子どもの成長も一瞬一瞬を大切にと日々思っています。医師として働いていると忙しさにかまけて、月日が慌ただしくあっという間に過ぎていってしまいそうになります。しかし、患者さんとの一瞬一瞬を大切に大切に胸に刻み、「この人に診てもらえてよかった」といつか思っていただけるような医療を提供していけるように精進していきたいと思っております。
働き始めてとても印象的だったことは院長自身が、医師としてだけでなく自分自身のことを気にかけてくれたことです。また、先輩である先生方は医師として頼りになると同時に、何事にも親身になってくれます。それは、看護師をはじめとする他のコメディカルの方々にも言えることです。こんなにも親身になってくれ、スタッフ同士の風通しがいい職場だからこそ自分の力を思う存分発揮できるのではないかと思います。いくら質の高い医療を学べても、職場環境が良くなければ自分の力は半分も発揮できなくなってしまいます。また、私のキャリア形成をとても理解してくれる方々ばかりです。ありのままを受け止め、第二の故郷と思わせてくれる居心地のいいこころの医療センターで後期研修できることは、今後の私の医師人生に明るさをプラスしてくれることでしょう。
こころの医療センターでは、好奇心・向上心を刺激され進化し続けられます。院長をはじめ、たくさんの頼もしい先輩方から感化されることはもちろんのこと、精神科単科病院の強みとして、様々な症例の患者さんと接することで、自分の知識や医療スキルを常に磨き、学んでいけます。学会への参加や他職種との勉強会、自分自身でも発表の機会を積極的にいただけることで、自分自身を高められます。アップデートといえば…こころの医療センターはブログやホームページがとても充実しており、情報発信力にも力を入れているところも魅力です。そして、なんといってもこんなにも質の高い医療を「庄内の鶴岡」で学べるというところが最大の魅力ではないでしょうか?
「医者の不養生」とはよくいったもので、医師として働くことは想像以上に大変です。より良い医療を患者さんに提供し、後期研修を乗り切るためには自分自身のメンタルが健康でなければなりません。「おいしい庄内空港」を有する庄内地方は豊かな自然に恵まれ、なおかつ鶴岡市は子育てもしやすい土地です。美味しい食べ物や、豊かな自然に癒やされたり、公園や図書館でリフレッシュするとまた医師として頑張ろうという気力がふつふつと湧いてきます!東北の住みたい土地ランキングに常に上位に食い込む鶴岡市。ぜひ一度鶴岡の良さを体験してみてはいかがでしょうか?
多種多様化し続ける精神医療の未来にむかって一緒に進化し、刺激しあえる何事にも貪欲な人。抄読会や勉強会などお互いを高めあえる人との出会いを楽しみにしています。