こころの医療センターへは、自ら希望しての就任でした。前病院に10年以上勤務し一通りやり遂げた感覚は持っていたので、新たな事へのチャレンジをしていこうと前向きな気持ちでした。実際赴任して感じるのはとても若い病院であるという事です。今までできなかった体験が多くこの歳になっても、日々新鮮です。前病院ではあくまで総合病院の一診療科の一人でしたが、県立医療センターは単科で医師数も少ないうえ、医局員も若いので、自分自身の裁量が非常に大きくなりました。結果への責任も伴いますし、また何もしなければ漫然と日々が過ぎ去っていくので緊張感もあります。ただ、医局の雰囲気も和やかですし、コメディカルスタッフがとても充実しているので、困難な患者さんにチームで関わりその関わりを維持しながら地域に戻す時はとてもやりがいを感じます。今後についてはまだ決めかねている所はありますが、色々な方々の助けを借りながら臨床経験を沢山積ませてもらってきたので、若い先生にそれらを伝えながら自分も勉強していきたいと考えています。
何と言っても、こころの医療センターの魅力は、和やかな医局の雰囲気と充実したコメディカルスタッフをベースにしたチーム医療の質の高さだと思います。精神科救急病棟を中心に、院内学級が併設されたこどもユニット、医療観察病棟を備え、また治療においては電気痙攣療法やクロザピン使用に対応しているなど、環境、治療両面において精神科で必要とされるものはほぼ網羅的に備えていると思います。とても恵まれている環境にあると思いますので、仲間募集中です!多趣味な人、明るい人と働けたら、刺激的で楽しそうだなと思います。その理由ですか?それは、自分に無い部分だからかもしれません(笑)