プロジェクトメンバー日誌

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2018.12.13
パワハラ相談員
メンバー日誌

事務局次長です。

 

師走ということで今年を振り返ると、話題になったことの一つとして「パワハラ」を挙げることができると思います。

私、人格高潔という訳ではありませんが、職場を変わりながらもこの相談員という役割を10年ほど続けています。

そこで、これまで私が相談を受けて感じていることを書いてみました。

当院の臨床心理士からはコメントをもらいました。

 

 

上司から部下へのパワハラの場合、指導でないのか判断が必要です。

パワハラでも指導でも、上司が求める仕事のやり方や成果に部下が応えてないという現実があります。

その現実に上司が直面して、例えば「怒り」のような感情を持ち、それを基とした言動が部下に行われればパワハラと考えています。

相談員として部下の方からも話を聞いてみると当然ながら認識の相違があって、部下の方は上司の求めるやり方や成果を分かっていなかったり、無理、十分やっていると思ったりしているようです。

その相違を解消することが、仕事を進めるうえでは大切です。

上司の方には相違を解消する職務があると考えていますが、そのための努力は往々にして不足しているようです。

 

 

(臨床心理士からのコメント)

パワハラが起こってしまうのは、様々な要因が影響することがあると思いますが、一つの可能性として、コミュニケーションのすれ違いの問題が考えられます。

コミュニケーションのすれ違いは、情報を選択したり、操作したりして相手に送る、個人的な経験や価値観に基づいて選択的にメッセージを受け取る、一度に多くの情報を送るなどによって起こりやすいとされています。

上司の方は、職場での自分のコミュニケーションのパターンに慣れていますので、それを変えるにも、新しいパターンをつくるために費やすためのエネルギーのことや「パターンを変えるとうまくいかないのではないか」という考えが出てきて、今までと違ったコミュニケーションを試すことに抵抗を示すこともあるかもしれません。

または組織の文化がそうさせていることもあるかもしれません。

そのようなことを考えながら、それぞれが自分自身のコミュニケーションのパターンを振り返ってみることも大切なことかもしれません。

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