プロジェクトメンバー日誌

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2018.1.27
Vプロ研修会
メンバー日誌

総務主査の板垣です。

 

24日(水)、職員向けのV字回復研修会が開催されました。

平成30年度は、6年に一度となる診療報酬・介護報酬の同時改定、また、医療計画や介護保険事業(支援)計画など様々な改訂が同時に行われ、2025年問題に向けた最後の舵取りとなる重要な年度になります。

今回は、【精神科領域における平成30年度診療報酬改定の動向】と題し、株式会社ニチイ学館の門馬係長様にご講演をいただきました。

司会・進行は田中医事主査

 

今回の診療報酬改定基本方針の具体的方向性の中では、「地域移行・地域生活支援の充実を含む質の高い精神科医療の評価」と精神科領域について示されています。

それら具体的方向性を受けての改訂のポイントについてご説明いただきました。

 

○措置入院に係る医療

・措置入院患者に対して、入院中から自治体と連携するなどして退院後も継続した支援を行う取組みに対する評価を新設

○精神保健指定医の取扱い

・通院、在宅精神療法について、措置入院を経て退院した患者に対する評価を充実

・通院精神療法について、指定医による評価を適正化するとともに、初診時における長時間の診察の評価の見直し

○長期入院患者の地域移行に向けた取組み

・在宅時医学総合管理料との関係を整理し、重症患者等に対し継続的な支援が可能となるよう算定対象の拡大や評価の充実

○急性期医療を担う病棟の状況

・精神科救急入院料について、地域においてより重症な精神疾患患者を受け入れる機能をより明確化するよう用件を見直すとともに、届出可能な病床数に上限を設ける

・精神科救急入院料等における身体的拘束等の行動制限の最小化の取組を推進するため、看護職員の夜間配置に係る評価を新設する。

○多様な精神疾患に対する医療

・精神科入院患者の地域移行を推進するため、精神科療養病棟入院料等について、クロザピンの薬剤料を包括範囲から除外するとともに、当該入院料における非定型抗精神病薬加算を見直す

・向精神薬の多剤処方やベンゾジアゼピン系の抗不安薬等の長期処方の適正化推進のため、向精神薬を処方する場合の処方料及び処方せん料に係る要件を見直す。

・向精神薬の多剤処方等の状態にある患者に対し、医師が薬剤師と連携して減薬に取り組んだ場合の評価を新設

・小児特定疾患カウンセリング料の算定対象の拡大及び施設基準の緩和を行う

・発達障害児・者に対する専門治療の提供を推進するため、青年期の発達障害の患者に対し、標準的なプログラムに沿って行う精神科ショート・ケアの評価を新設

・医師の指示を受けた看護師が、一部を実施する形式の認知療法・認知行動療法について、実態を踏まえて看護師の研修要件を見直す

○公認心理師について

・公認心理師に関する国家試験が開始されることを踏まえ、診療報酬上評価する心理職については、経過措置を設けた上で、公認心理師に統一する。

 

 

 

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