プロジェクトメンバー日誌

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2018.6.28
大規模災害に備えて~山形DPAT~
メンバー日誌

運営企画専門員の恩田です。

6月18日に発生した大阪北部地震に被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。

さて、地域の救急医療体制では対応できないほどの大規模災害が発生した場合、災害派遣医療チーム(DMAT)が被災地域に急行しているニュースをご覧になった方もいらっしゃると思います。精神科にも、自然災害や事件・事故などの大規模な集団災害が発生した場合に、被災地域の精神科医療の提供と精神保健活動の支援をするために派遣される災害派遣精神医療チーム(DPAT)があり、当院にも専門的な研修・訓練を受けた医師、看護師、精神保健福祉士がおり、有事の際はDPATを構成できる体制を整えています。DPATは精神科医療を専門的に行う医療チームですが、精神疾患だけを対象とするのではなく、一般住民の「こころのケア」に対する支援を担うことがDMATと異なります。

当院のDPATは県内で発生した災害に対応できるよう、普段から研修や訓練に参加しています。平成28年4月に発生した熊本地震の際には、当院のDPAT(医師、看護師、精神保健福祉士、業務調整員各1名で構成)が熊本県に派遣されました。現地で避難所や自宅を訪問し、被災住民の診察や相談にのってきました。

この度の大阪北部地震は震度6弱ということで、派遣要請があった場合に迅速に対応できるよう、すぐに資機材や物品の確認を行いました。

幸いにも現時点では派遣要請されるほどの被害は発生していないとのことで一安心しています。それでも、災害はいつ発生するか分かりません。大規模な災害が発生したときに備え、被災された住民の方に安心してもらえるよう、普段から万全の準備を整えています。

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