プロジェクトメンバー日誌

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2018.5.21
の ような もの
メンバー日誌

平素より大変お世話になっております、このたび新年度を迎え初期研修医から後期研修医へとレベルアップし、新たな気持ちでこころの医療センターにて勤務させていただいております

1年目後期研修医、阿久津吉男でございます。

 

さて今回ブログに拙文を寄稿させていただくにあたり、私も過去のブログに文を寄せられた方々がすなるをしてみむとて己が日常を振り返り

皆様に私の為人をお伝えできるような活動や習慣をお話しするのが常道と思い『私の或る一日』を紹介させていただきます。

 

某日早朝。

けたたましく鳴る目覚ましのアラームを寝惚け眼で止め、そのままゆっくりと時刻を確かめる。午前四時、丁度頃合い。

布団の誘惑にえいや、と抗い身を起こし、その勢いのまま身支度を整え息せき切って家を出る。

朝焼けに彩られた街並みの中で不自然に煌々と輝くコンビニ。そこを目指してただただ歩を進めてゆく。

店内に入り雑誌売り場を一瞥して、まだ荷を解かれていないお目当ての『それ』を確認してから店員に一言こう声をかける。

 

『すみません、週刊少年ジャ〇プください』

 

・・・何も、何もありませんでした。私の日常をいくら振り返ってみても、自然と触れ合うアウトドアでの活動や高尚な文化に触れるインドアでの活動、いずれも影も形もありません。

からっからんのすっからかんです。

私が毎週楽しみにしていることといえば週刊漫画誌を起き抜けに読むことや話題のバーチャルユーチューバーの配信動画を観ることくらい・・・

 

悲しくなんてありません、哀れみなんていりません・・・しかし時に思うのです。

少年の〝ような〟心を持つ人は憧れの的になるけれど、少年の心そのままなのはなんとも流石にどうなのかしらん、と。

 

とは言いつつ、紙の上で繰り広げられる手に汗握る冒険や熱い友情に身を震わせ、動画配信者の当意即妙な切り返しに膝を叩き、時に鋭い物言いに舌を巻く。

心の底から楽しいと今の自分が思えるこういった体験が私の日常を輝かせ、今日を頑張り明日を生き抜く糧となっていることは間違いありません。

気まぐれで奔放で、自分勝手な少年の心に振り回されつつも満更ではない自分はきっとこの先も〝ような〟にはなれそうにないなぁ、と思いつつ今日も今日とてこう言うのです。

 

『すみません、週刊少年ジャ〇プください』

 

※なお、途中に添付されている画像は本文とは驚くほどなんら関係ありませんこと何卒ご了承ください。

 

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