プロジェクトメンバー日誌

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2018.2.23
事務部の役割
メンバー日誌

事務局次長の佐藤です

 

人の体は、脳が各臓器に指令を出して機能しているのかと思っていましたが、最近の研究によると、各臓器がメッセージ物質を出し、血管を通じ相互に情報のやり取りをしている巨大なネットワークになっているそうです。

病院の組織も、人体のメカニズムと同じだと感じています。院長や経営者が部下に指令を出すだけではなく、各部科や各職種等が相互にメッセージを交換しながら機能を高め、病院経営が成り立っています。

たとえば、道路交通法改正に伴う高齢運転者の認知機能検査増加による医師の負担増を見越し、臨床検査技師から同検査を自分たちも実施できるようにしたいというメッセージが医師と外来看護師に届けられ、研修を受け実施に結びつきました。

当院では、高価な医療機器や手術により治療するのではなく、医師、看護師、臨床心理士、薬剤師、精神保健福祉士、作業療法士、管理栄養士等多職種からなるチームが医療を提供しています。チーム医療を効果的に実施するには、相互にメッセージが円滑に行き交う必要があり、その環境を整備するのが、事務部の重要な役割ではないかと思います。

たとえば、

・医療情報システムの円滑な運用に加え、ある科の業務に関わる統計資料が、他の部科でも患者支援に有用であれば、院内電子掲示板で公開するよう求めます。クリニカルパスの日々の見直しにも、入力画面の修正など技術的に支援しています。

・施設設備の不具合にはすばやく対応し、物理的な障害を取り除きます。

・セクハラやパワハラという血栓が職場のコミュニケーションを阻害しないよう目を配り、注意喚起します。

これからも、病院経営の発展に向け、事務部は当院の環境を改善してまいります。

 

本文とは関係はありませんが、風景写真を御覧ください。

①今月、積雪4メートル超を記録した肘折温泉(大蔵村)に行く途中にある四ヶ村の棚田の雪景色

②当院近くの赤川・内川合流点から望む月山

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