総務主査の板垣です。
精神科医療においては患者さんに対して隔離や身体的拘束、面会や通信の制限などの行動制限を必要とする場合はあります。
その際には患者さんの尊厳や人権に配慮しながら、行動制限を必要最小限なものにしていくことを目的に当院では行動制限最小化委員会を組織し活動しています。
2月20日、委員会主催の「平成28年度 第2回行動制限最小化委員会研修会」が開催されました。
講師は、宮城県立精神医療センターの足立 健一氏(認定看護師(行動制限最小化看護))です。
精神科医療の歴史、宮城県立精神医療センターでの行動制限最小化への具体的な取り組み、隔離・身体拘束減少のための6戦略「Six Core Strategies」について講義いただきました。
ピネルの精神病院改革 「鎖からの開放」
ヨーロッパでは精神疾患を持つ者を「魔女」として処刑した時代もあったとのこと…
精神科医療の歴史は行動制限最小化の歴史でもあるようです。