今回のblogは西1病棟が担当します。
よろしくお願いします。
ご存じの通り、西1病棟は「子ども」と「ストレス」の2つのユニットで構成されています。
そのため、入り口も2か所あります。ストレスユニットは開放、子どもユニットは閉鎖病棟になっています。
まず、ストレスユニットへ行ってみましょう。
現代社会のストレスフルな環境で心身ともに疲れてしまった患者さんが十分な休息をとれるよう環境に配慮されています。
ストレスユニットには差額の個室があります。
1日3000円の個室と10000円の特別室があります。写真は特別室です。
応接ソファにベット、テレビ、冷蔵庫、空調完備。バス・トイレ別のここセンの中でも随一の快適な環境になっていると思います。
気分障害の勉強会(心理教育)のプログラムです。
医師・心理士・精神保健福祉士・作業療法士・栄養士・看護師等、多職種が連携してプログラムを運営しています。
続いて、子どもユニットへ行ってみましょう。
ストレスユニットと子どもユニットは、この通路でナースステーションがつながっています。
もちろんユニット間での看護師の協力体制がバッチリなのは言うまでもありません。
子どもユニットの入り口を入るとすぐ右手に、鶴岡養護学校の分教室があります。
入院すると、元々の学校から転校する形でここに病棟から登下校することになります。
9:05~14:40までの5時間授業で、登下校の送迎は看護師が行っています。
子どもユニットの中に入って目をひくのはこの大きな絵。
山形県出身の絵本作家、荒井良二さんの作品です。子ども外来にも荒井さんの絵があります。
子ども達が分教室から下校してくると、曜日毎に子どもOT、子どもミーティング、アンガーマネージメント等の各種プログラムが実施されています。
子どもミーティングは、皆で意見を出し合い、話し合いの中から病棟内で起こったトラブルや生活上のルールについて話し合う場になっています。
また、夏休みや冬休み等の長期休暇中は、心理士や精神保健福祉士、看護師が企画したプログラムを毎日行っています。上の写真は今年の冬休みに段ボール羽子板大会、下の写真はカレンダー作りをした時の作品になります。
簡単ですが、西1病棟の紹介をしてきました。
最後に…私は今年度、子どもユニットのスタッフとして勤務しています。(もちろんストレスユニットで仕事をする日もあります)
生活上で何かしらの「困ったこと」「生きづらさ」を抱え入院してくる、子供がほとんどで、当然子ども同士の衝突も多くあります。その中でも、子どもの成長が見れたり、今後の将来のために関われていることは、一スタッフとしてやりがいを感じる所でもあります。児童思春期精神科看護の魅力に多くの方に気づいていただけると嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。