情報企画担当です。
移り変わりの早いこの世の中、昔は使っていたのに今はもう廃れたモノは数知れず。
その一方で「まだあったのか!?」と驚くモノも存在します。
その1つがフロッピーディスク。
2011年に国内生産が終了、市販のパソコンからとうに消え、見たことはあるけれど使ったことは無いって人が大多数なんじゃないでしょうか?
しかし、なかなかどうしてあちこちの業界で現役です。
テクノロジーの権化と言われる航空機業界、なんとボーイング747-400等にはフロッピードライブが付いてます。
https://gigazine.net/news/20200813-boeing-747-floppy-disks/
我々の医療業界でも、厚労省が医薬品や医療機器の承認申請をフロッピーで受付しています。
https://web.fd-shinsei.go.jp/
そうです、最新のバイオ・ゲノム創薬もフロッピーで承認申請できるんです(汗
もっと身近なところでは、メタファーとしてのフロッピーディスクがバリバリ現役です。
例えば最新のOffice2021でもこの通り。
「保存する」という行為を、保存する対象(フロッピーディスク)に置き換えることで表現しています。
実体としてのフロッピーディスクは廃れてしまいましたが、もはや慣習というべきか他に気の利いたデザインもあまり見ないですね。
しかしながら、スマートフォンでよく見掛けるのがこれ。
天から(クラウドから)降ってきたものを手元の箱(スマホ)に収容するイメージ。これを下矢印で表現しています。
矢印というベクトルで表現している辺り、スマホの特性に合致しているんでしょう。
ところで昨今のコンピュータの使い方にマッチする表現としては、こんなアイコンが増えています。
もはや保存ではなく「同期」です。
データはあくまで雲の上(クラウド)、手元のコンピュータは一時的な道具であってそこに保存することに意味は無い、そんなイメージでしょうか。
まだまだ現役なフロッピーディスクのお話でした。