こんにちは。今日は医療安全管理室が担当します。
新年度になり初の担当なので、医療安全に関連する内容にしたいと思います。
と言うことで「心理的安全性」について少し・・・
心理的安全性とは、「チームのメンバー一人ひとりが恐怖や不安を感じることなく、安心して発言・行動できる状態のこと」を言います。
そもそもこれはGoogle社の行ったプロジェクト・アリストテレスで成果を出し続けるチームの共通点には「心理的安全性」という概念が存在し、最も重要であるという結論が出てから、医療安全の分野でもこの概念が大きな注目を集めています。
これが医療安全とどう関係してくるのか・・・
この心理的安全性が保たれていない状況では
「こんなこともわからないのか」「こんなこともできないのか」
と思われたらどうしようと不安に思うことから、わからないことがあっても聞けず、曖昧なまま業務を行いミスしてしまったりミスしたことを言えず更に問題を大きくしてしまう恐れがあります。
心理的安全性が保たれている状況だと、自然と「報・連・相」ができるようになるため余計なストレスを感じずに必要な説明を受け確認をすることができるし、メンタルモデルの共有(共通の意識、情報をもつこと)ができます。
安心感があるとモチベーションのアップにもつながるので生産性向上につながるという好循環があります。
ミスをする前に確認をしたり、アサーティブに間違いを指摘できるため医療事故を防ぐ効果が期待できます。
さて、新年度になり私たちの職場環境も少し変わりましたが心理的安全性を感じられていますか?
残念ながら、誰かが与えてくれるものでもないのでひとり一人が意識して心理的安全性の保たれた医療チームを作っていけたらと思います。