こんにちは、今回のブログは作業療法部門が担当させていただきます。
前回は『OTって?』というタイトルで、OTについての説明と新たな顔ぶれが加わったことをお知らせしましたが、今回は、OTでどんなことをしているのかについてご紹介します。
『パラレルOT』では、創作活動(タイルモザイクやアイロンビーズ、和紙工芸など)、脳トレ(大人の塗り絵や間違い探しなど)、パソコンなどをやっています。
季節感を感じていただくため、現在はクリスマスの作品をお勧めしています。
こちらは和紙工芸の作品です。年齢、性別問わず人気のある作品です。
体育館ではストレッチやウォーキングを行う『健康体操教室』と卓球やバドミントン、トレーニング機器が使用できる『スポーツ』の他、外部講師による『ストレッチ体操』や『ヨガ体操』、『太極舞』、『筋力アップ体操』を実施しています。
卓球とバドミントン。中には「20年ぶりにやった」なんていう人も。
時にはスタッフがお相手することもあります。
お互いけがをしないように気をつけながらやっています。
外部講師による『ストレッチ体操』の様子です。講師の動きに合わせて体を動かします。
立ってできない人は座ってもOK。無理のない範囲で取り組むことがポイントです。
また、各病棟に出向いて行う『病棟内OT』もあります。活動内容は脳トレやふまねっと、カラオケやスカットボール、レクリエーションなど様々ですが、最近では『タオルストレッチ』を新たにメニューに加え取り組んでいます。
入院生活による体力や筋力の低下のため、何もないところでつまづいたり、転んでしまったり…腰が痛い、膝が痛い、腕が上がらない…などなど、そんな困ったことを改善できればと取り組んでいます。タオルを使ったストレッチの他、指遊びをつかった脳のトレーニング、嚥下体操なども取り入れながら楽しくやっています。
『タオルストレッチ』の様子です(写真の時はタオルを使っていませんが…)
タオルを使ったり、椅子につかまったりしながら全身を動かしていきます。
脳トレにもなる後出しじゃんけんをしています。
体を動かして疲れたら、休憩を兼ねて脳トレ。
負けた方が勝ちのルールなので「パー」を出している人が正解なのですが…
このように作業療法では、『作業(=活動)』を用いることで、楽しみながら病気の回復を促し、その人らしい生活を取り戻せるようにお手伝いをしています。
最後までご覧いただきありがとうございました。