プロジェクトメンバー日誌

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2020.9.11
子どもユニット 合同カンファレンス
メンバー日誌

運営企画専門員の板垣です。

 

9月8日、子どもユニットの合同カンファレンスが行われました。

コロナ禍でのカンファレンスのため、リモートによるカンファレンスです。

私は、機器設定のセッティングのために会場に行ったのですが、せっかくの機会でしたので、カンファレンスを見学させていただきました。

今回は、ゲーム依存によって引きこもりとなり、学校へも長期間登校できなくなり当院に入院したお子さんのカンファレンスで、退院前の第一段階として、学校生活に徐々に慣れていくための「トライアル登校」に向けた調整・話し合いが行われました。

当院からは、主治医のほか、お子さんを担当する看護師、公認心理師、精神保健福祉士、作業療法士、当院内にあるおひさま分教室からは教師とお子さんに関わる多職種が参加、リモートの先には、ご家族をはじめ、教育委員会や児童相談所その他関係機関の担当の皆さんが勢ぞろいしました。

 

精神保健福祉士が中心となってカンファレンスが進行され、主治医である狩野先生からはお子さんの経過や治療の状況など、看護師や作業療法士からは病棟での日頃の様子や作業療法での様子、公認心理師からは検査の結果や心理教育での様子、分教室の先生からは普段の授業の様子や学習の状況など、様々な情報がご家族をはじめ、トライアル登校の受け入れ関係の皆さんに伝えられました。

分教室の教頭先生からは、トライアル登校の具体的なスケジュールや注意事項の説明がありました。主治医と相談しながら作成した、しっかりお子さんのことを考えたとても綿密な計画でした。

それら説明を聞いていると、関わる多職種スタッフがお子さんのトライアル登校の成功を願う熱意が強く強く伝わりました。

ご家族からもご質問が出され、また、受け入れ側の教育委員会からもお子さんのための前向きな回答があるなど、この場にいる全ての方が、お子さんの幸せだけを考えていました。

 

当院は病院ですが、建物内にはおひさま分教室という学校があります。

今回のカンファレンスを見て、分教室の先生方と当院の医師をはじめとするスタッフとはしっかりと連携ができており、未来のある子ども達のために医療と教育とが一体となった素晴らしい治療を実践している当院を誇らしく思ったところです。

主治医である専門研修1年目の狩野先生。同席していた東海林診療部長の指導を受けながら、しっかりとお子さんに寄り添っている姿に、狩野先生の成長ぶりが垣間見れた気がします。狩野先生の日頃の診察の様子などは見たことはないんですが…(笑)

 

今回トライアル登校に挑戦するお子さんが、元気に学校に通い、友達もでき、友達や家族と仲良く過ごせる日が来ることを心から願っています。

 

 

 

 

 

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