プロジェクトメンバー日誌

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2019.9.19
初期研修医 豊嶋先生に書いてもらいました♪
メンバー日誌

山形大学医学部付属病院から3ヶ月研修に来ている初期研修医2年目の豊嶋です。

 

 

8月28日から30日まで山形市メトロポリタンで「全国自治体病院協議会精神科特別部会 第57回 総会・研修会」が開催されました。私は3日間全てに参加させてもらいました。どういった会なのか、あまり知らなかったので想像していたよりも大規模な総会で大変良い刺激になりました。

 

 

1日目はクロザピンについての講演とシンポジウムがありました。シンポジウムでは各病院でのクロザピン治療の取り組み方についての話がありました。クロザピンは高い治療効果がある一方で、重篤な副作用を引き起こしうる薬でもあり、血液内科など他科との連携をどうするか、また他開業医との連携などで地域連携での課題について話し合われました。

 

2日目前半は各職種で部会が開かれました。医師部会では医療観察・措置入院について講演、シンポジウムがありました。医療観察下となるその「入口」の難しさなどについて話し合われました。シンポジウムには裁判所判事や社会復帰調整官など他科ではあまりかかわることのない職種の方も参加されており、とても興味深い話が聞けました。

 

後半は「精神科診療におけるスポーツの可能性」と題して、おもに精神科患者からなるフットボールチームの取り組みについて講演がありました。具体的にどういった取り組みをしているのか、とてもわかりやすく面白い内容でした。

 

その後は懇親会。自分のテーブルでは他県から来られた先生が多く、有意義な話が出来ました。

 

3日目は「発達障害臨床の広がり」というテーマでシンポジウムがありました。初期研修医という立場で、まだ発達障害の患者さんの診療にはあまり多くは携わっていないこともあり、とてもためになる話ばかりでした。

 

 

初期研修医2年目であり、精神科志望ではあるけれども、まだわからないことが多いので、聞いても難しい講演ばかりなのではと思っていましたが、とても分かりやすく面白く、何よりこれからの研修においてためになる内容ばかりで参加できてよかったと思いました。

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