メイキングオブ米野宏和プロジェクト②
さすがはチーム医療の山形県立こころの医療センター、
病院祭のバンドも多職種アプローチ(笑)
米野プロジェクトの影の首謀者と噂される医局スガイです。
…ということで医師2、看護2、心理士1、本来はこれに事務1という、チーム医療を重視するこころの医療センターらしい、多職種バンド、米野プロジェクト、秘密裏に練習を重ねることとなるのであった…。米野先生のバンドなので(笑)彼の尻をひっぱたいてやりたい曲を挙げさせ、曲を決定…。普通、病院祭バンドでへヴィメタルのメタリカをやるというのはあり得ないのですが、米野先生のバンドなのでメタリカは外せない…(笑)。
この曲、へヴィーメタルを叩くのが得意なドラマーがいないときつい曲で、ドラマー2名で曲の重厚さを表現しようという話になっていたのですが、板垣さんが抜けた後も「船見さんなら何とかするだろう」と、誰もFuelやめようというものはおらず…。この曲、構成が意外に面倒臭く、最後の練習までちゃんと仕上がるの?という感じでした。でも、いろいろ技を使って自分の色に仕上げてしまうベテラン船見さんの力量、改めて感心でした。
今回のメンツ、ギタリスト2人が好対照ですごくいいバランス?米野先生は華のあるメタルギター、テクニカルなものが好きで、「部屋で難しいフレーズをひたすら練習してます」とご家族談。元くんは年の割に渋めのものが好きなギターマニア、彼が練習でギブソンのギターにあのバカでかいマーシャルアンプを持って現れたときは皆テンション上がりまくりでした。(ただ、彼のアンプ、とにかく邪魔臭いので、アンプの置き場所をどうするかが中村家では深刻な問題になっているらしい。)Fuelでのテクニカルな米野先生のプレイ、センス勝負の元くんのBasket Caseでの荒々しい雰囲気、プレイするのが楽しかったです。
二人も素晴らしかったですが、今回光っていたのはボーカルを担当した木村君。もともと路上で仲間と弾き語りライブをしていて、メタリカとは無縁の世界の人なのですが、全然畑違いのバンドに引っ張り出されることとなった。ご覧になった方みな、喝采していましたがメタリカの曲を彼の武器でもあるよく伸びるハイトーンできちんと歌い上げて見事でした。
はい、では最終回に続きます。